どの親も子供に愛情を注いでいます。
しかし、子供はそれをうまく受け取っているでしょうか?
今まで親の愛情をうまく受け取れなかった50歳女性が、やっと父と母の深い愛情を受け取れたと感じたことを紡いでいきます。
親と仲良くするということ
計画的に仲良くなる
私は、2019年11月から「親と仲良くする」という目標のもと計画的に取り組んできました。
ここでは詳しく書きません。
書きませんが、大雑把にいうと、問題にぶつかりながらも、尊敬する人に相談に乗ってもらいつつ、目標に向かいました。
その結果、コロナで自粛が始まる2020年3月末までに、自分としては両親とかなり良好な関係を築けるようになっていました。
更に一歩踏み込んで仲良くしてみる
前回の記事にも出てきた「与えたものしか受け取れない」という原則に従うならば、「両親に対してひたすら優しく接してみよう!そうすると、何を受け取れるのだろうか?」というチャレンジというか、検証してみました。
具体的に言うと「お願いされた事は全部イエスで答える。」という戦術です。

相手のために、自分でできる最大限のことをやる。
感情的に「え?なんで私がやらなきゃいけないの?」と心を荒立てずに、相手のリクエストに答えてみようと思いました。
相手を気持ちよくさせたら、自分の気分も良くなるのだろうか?
そんなチャレンジをしてみました。
母から見えたもの
愛の言語について
「愛の言語」というものをご存知でしょうか?
ゲーリー・チャップマンという、人間関係のカウンセラーが提唱した分類を指します。
感情的な愛を表現する言語は、基本的に5つあります。
人々が感情的な愛を語り、また理解する方法が5通りある、とも言いかえられます。
それは以下の5つのとおりです。
- 言葉タイプ:愛情、称賛、感謝を言葉で表現する。
- サービスタイプ:言葉よりも行動で愛情を示したり受け止めたりする。
- プレゼントタイプ:愛や好意の象徴として贈り物をする。
- クオリティ・タイム:中断や邪魔の入らない上質な時間で愛情を示す。
- ボディタッチ:セックスする、ハグする、手を握るなど、身体的な接触で愛情を感じる。
だいたいメイン言語とサブの言語があると考えるとよいでしょう。
ちなみに私自身は、メインが「言葉」で、サブは「サービスタイプ」です。
感謝の言葉を言ってもらえると嬉しいし、気持ちを言葉で伝えるのが好きです。
母は愛の言語で愛情表現をしていた
私の母は筋金入りのプレゼントタイプです。
そのことについては、以前から気がついていたつもりでした。
それまでは「お母さんはプレゼントタイプだから、私にものをくれるのよね。」
と言う受け止め方でした。
しかし私が積極的に母に対し優しくした結果、それまでとは違う感覚を味わいました。
冷蔵庫に入っている高級なお肉をプレゼントしてくれた時、
「あなたのことが好きだから、プレゼントするのよ。」
と言う心の奥からのメッセージが聞こえました。
言い換えるならば、今までは表面的な愛情だけ受け取っていました。
しかし、私が意識的に行動を変えたことで、母から受け取る愛情がとても深く、重みのあるものとして感じたのです。
父から見えたもの
父はすこしだけ認知症の症状が出ています。
本人が嫌がるので診断は受けていません。
でも、私との会話はいつも同じことが多いです。
「彼は元気か?」
「彼は毎日、仕事へ行くのか?」
「彼は生活費を入れてくれるのか?」
今までの私は、なんでそんなことをいちいち聞くの?
もういい大人なんだから、ほっといてくれたらいいのに…。
そんな思いがありました。
しかし、昨日は違いました。
言葉を発している父から、本当の言葉が見えてきたのです。
それは、
「ちゃんと幸せに暮らしているのか?」
という父が娘を気遣うメッセージでした。
ただ、それだけでした。
それに気づいてしまったら、もう涙が止まらなくなりました。
50になる娘をどれだけ気にかけているんだか!笑
自分が変わると受け取れるものがある

私は50年間、父と母からの深い愛を受け取ってこなかったです。
…というか、ここまで深く愛してくれていることに、気がついていませんでした。
いや、知っていたのかもしれません。
ただ、受け取ることを拒否していたのかもしれないのです。
私が両親に対して、心から優しい気持ちで接して来なかったから、受け取れなかっただけなんです。
やっと気がつけました。
本当に良かった。
今、じんわりとした幸せを感じています。
幸福感に包まれています。
生まれてから、ずっと与え続けてくれた愛情を素直に受け取れました。
お父さん、お母さん、ありがとう。
感謝しています。
結論
「与えたものしか受け取れない」は、今回も「正しい」という検証結果が出ました。
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