2014年フランスベッドのCMで開発者扮する方が次のように言っていました。
「寝ながら考えました」
それは「寝ている間に考えていた」ということです。
このCMを見た時、わたしは「いつもそうしてる!」と思いました。
眠りが浅くなると(レム睡眠のとき)、考え事をしている「思考している」状態になるからです。
朝目覚めても思考しつづけた影響で、脳がしっかり休まっていない感じがします。
そのせいですっきりと起きられない日が多いです。
そんな私が偶然にもあるきっかけで、熟睡できるようになりました。
その方法についてお知らせします。
心の奥底にある固定概念を知る
最初にお伝えするのは、自分がどういった固定概念を持っているか?についてです。
書籍「シャドウ・エフェクト」をベースにくわしく解説していきます。
「シャドウ・エフェクト」とは?
誰もがシャドウ(心の闇)を持っている。
シャドウを否定すると、シャドウに人生を奪われる。
しかし、その存在を認め、光を当てた瞬間、人生を一変させる恩恵と変容がもたらされる。
この本の1節を元に、私の場合を例にお伝えしましょう。
突然ですが、私は「自分を大切にしない」ことが多いです。
「え?自分を大切にしないって、どういうこと?みんな自分が大事じゃないの?」
そう思うかもしれません。
でも、「家族のため」「会社のため」「友人のため」というように、自分のことを後回しにしていないでしょうか?
そういう人は、
「自分の夢だけを必死に追い求め、他人のことをちっとも考えない人」=「わがままで自分勝手な人」
「シャドウ・エフェクト」より
と考えています。だから、「わがままで自分勝手ではない自分」に幸せを感じているのです。
それは、さんざん「わがままな人になってはいけない」と教えられてきたからです。
それを「シャドウ・エフェクト」では、
自分の本当の夢や願望をおさえつけることで、正しい選択(「わがままな人にならない」)をしていると思います。そして、まるで正反対な人(無視無欲で心が広く、この世のためならなんでもしようと考える愛すべき、思いやりのある人)になって周囲を喜ばせる行動パターンをしてきたのです。
と書いてあります。
翻って自分のことを考えてみました。
人に好かれるために、自分のやりたいことを後回しにしていないだろうか?
以前と比べたら、かなりやりたいことをやれている。
それでもまだ、「ここまではわがまま言ってもいいけど、ここから先はさすがに嫌われるかもしれない」と程々を見極めて行動していることに、氣が付いたのです。
先ほど書いたように、自分の夢を「必死に」追い求めてもいいはずなのに、「この程度でいいや。周りに合わせておこう」という思考パターン・行動パターンになっていたのです。
また先ほどの「シャドウ・エフェクト」の言葉を借りるならば、
「自分勝手」という言葉を否定的にとらえてきたこと。それを「限定的で、柔軟性のない、人から力を奪うような言葉だ」と解釈してきたことを積極的に認める必要があります。
そっか。今まで「自分勝手」という言葉、「わがまま」という言葉を否定的にとらえてきたんだな。
やっとそこに思い至ったのです。
「許す」という行為を行う
さて、その否定的なとらえ方を認めたうえで行うことがあります。
一つは、「自分のわがままな部分に対して、心を開く」ということです。
言い換えれば、自分にもわがままな部分がある、と認めるということでしょう。
もう一つは、「『わがままなのは悪いことだ』と教えたすべての人を許す」ということです。
「え?それこそ、自分にそんなことを教えた人は、悪い人なんじゃないの?」と思っていませんか?
そのせいで、自分は「自分の夢を追い求めることはよくないこと」だと思い込んでいたから……。
そうすると「そんな人、絶対に許せない!!!」と思うかもしれません。
人は、必ず二面性があります。
天使のような面と残虐な悪魔のような面。善人の顔と悪人の顔。
だれしもその二つの顔を持っているのです。
そうであるなら、悪いことを教えた人もいい人な面もあるのです。
だったら、そういう人を許してもいいのではないでしょうか?
だって、私もあなたも「すごくいい面」と「どうしようもなくダメな面」があるはずなのですから。
そうは言っても、許すことは簡単にはできないことかもしれません。
まずは、「許そう!」という思うこと。
「許してみよう」という意識になることが第一歩だと思います。
「わがままでもいいんだ」という安心感がもたらしたもの
さて、睡眠の話にもどります。
この一連の流れを読んだとき、自分は「ぐっする眠る」という本当にやりたいことを自分にやらせてあげていない、ということに氣が付きました。
私たちはいろんなことを選択して日々を生きています。
そのとき、自分のやりたいことを選んでいるでしょうか?
自分にやりたいことをやらせてあげているでしょうか?
私は、「睡眠」さえきちんと自分に与えてあげていなかったのです。
それこそ「自己犠牲」です。
自分を犠牲にしてまで何が欲しいのだろう?
そうすると、そうまでして欲しいものはなかったことに氣が付きました。
自分のやりたいことをやるために、眠い状態では効率も悪いし、氣分も乗りません。
眠れた方がいいに決まっている。
でも出来ない。
そこに苛立ちさえありました。
でも、この心の奥底にある「言葉のとらえかた」を変えただけで、とても安心して眠ることができたのです。
まとめ
熟睡できるための方法をまとめると以下の通りになります。
・自分の心の奥にある固定概念を観察する。
・その「わがまま」「自分勝手」という言葉を否定的に捉えていたことを認める。
・「わがままな人は悪い人だ」と教えた人を許す。
・許せなくてもいいから、まずは許そう、という考え方に変えていく。
こうやって書いていると、記事を書くために、眠ることについて悩んでいたのかな?とさえ思います(笑)。
お読みくださり、ありがとうございます。
心からの感謝を込めて。
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